市立中原中学校(野口英司校長)で7月15日、地元経営者らが集う奉仕団体、川崎中原ロータリークラブ(川崎中原RC/宮崎玲児会長)の会員3人と同校卒業生の清水秀紀さん(79)が職業講話を行った。キャリア教育の一環で同校では例年、職場体験の前に仕事や働くことについて学ぶ機会を設けている。今年は2年生約140人が経営者4人の話に耳を傾けた。
今回教壇に立ったのは、映画プロデューサーの上野境介さん(45)、フィットネスジムを経営する大羽将裕さん(46)、ピアニストの下條恵理子さんの3人のクラブメンバーと全国通訳案内士の清水さん。それぞれが自身の仕事体験をもとに、大切にしていることや心構えなどを交えて講話を行った。
映画プロデューサーの上野さんは映画づくりに関わる職業を幅広く紹介。監督や脚本、制作のほか、配給や宣伝など世に送り出すまでを解説。生徒からは「完成までの期間はどれくらいですか」「吹替に声優ではなく俳優を使うのはなぜですか」といった質問が積極的に投げかけられた。
授業を受けた安高(あたか)茉那さん(14)は「映画やアニメにたくさんの人が関わっていると知った。私もみんなと関われる仕事をしたい」と話した。また、高岡隼風(しゅん)さん(14)は「まだ夢はないけど、楽しいことや好きなことを続ければ見通しが立つと聞いて安心した」と感想を語った。
同RCの宮崎会長は「子どもたちにたくさんの仕事があること、目の前のことを頑張ることの大切さが伝われば嬉しい」と話した。
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