中原区 コラム
公開日：2022.02.04
職場復帰への配慮も
（株）織戸組
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織戸さん（左）と認証に向けて中心になった細野さん
来年創業１００周年を迎える（株）織戸組（織戸一郎代表／田尻町）。採石業を中心に、土木の施工管理や不動産賃貸、太陽光発電事業など幅広く事業を展開する。従業員１０２人のうち、女性は24人。「働く意欲を重視し、男女を問わず積極的に採用している」と常務の織戸周一郎さん。
採石現場は男性が多くを占めるが、本社の営業部門などで女性の比率が増えているという。ベテランが多い中、若手が活躍できる環境も整える。
経営企画室の細野優花さんは入社１年目ながら、認証取得に向けて責任者の大役を任された。申請にあたり、女性が少なかった技術関連部門への配置を進めている点や、これまで行ってきたキャリア形成に向けた研修、従業員の働きやすさに向けた取組みなどを先輩社員にヒヤリングしながらまとめた。「育児休業に入る前に説明会を開き、職場に復帰しやすい社風があるのも大きい」と細野さん。
今回の認証を受け、織戸さんは「男性優位の企業に思われがちだが、男女関係なく気持ちよく働け、働き続けたいと思ってもらえる体制があることを知ってもらえれば」と話し、３年後の更新に向けても意欲を示した。
「かわさき☆えるぼし」とは...川崎市が２０１８年度に創設した、女性の活躍を推進している中小企業を認証する制度。今年度は新たに市内26社が認定。中原区からは３社。このシリーズで随時紹介する。
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