神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2023年1月20日 エリアトップへ

モトスミ・オズ通り商店街 弁当で支援「優秀賞」 食品ロスなくす活動評価

コミュニティ社会

公開:2023年1月20日

  • X
  • LINE
  • hatena
賞状・盾を手にする岩佐理事長(中央)ら
賞状・盾を手にする岩佐理事長(中央)ら

商店街活性化に向けた取組みを表彰する「第11回かながわ商店街大賞」授賞式が1月5日、横浜ロイヤルパークホテルで開催されモトスミ・オズ通り商店街(岩佐保宏理事長)が優秀賞に選ばれた。加盟店と行う弁当の提供やフードドライブ活動が評価された。

 評価されたのは、SDGsをテーマに個店のPRにつながる取組みを意欲的に展開している点。2021年10月から行う「オズみんなの食堂」は、地域の子どもやひとり親世帯、学生、高齢者らを支援するため弁当300食以上を無償提供。SDGsを推進する商店街として「誰ひとり取り残さない」という理念に通じる取組みとして実施した。企画は商店街に加盟する飲食店の支援も兼ね、弁当に入れるおかずの調理を依頼し、その資金は商店街が支払う。岩佐理事長は「店の味を知ってもらうことでPRにもつながり、加盟店からも喜ばれている」と話す。

 近隣にある慶應大学の学生らとも出張授業などで長年交流を続ける同商店街。地域の家庭に余っている食材を集めて必要な人へ配布することで食品ロスをなくすフードドライブ活動も、学生と連携して定期的に続けている。

 活動が商店街の注目度アップや、加盟促進の機会になったことも審査員の目に止まった。岩佐理事長は「人々の関心が高いSDGsをキーワードに、地域の人々や商店街加盟店から喜ばれているイベントが功を奏した」と受賞を喜ぶ。

2度目の受賞

 2年前、振興組合の役員が代替わりし、岩佐さんが理事長に就任。運営メンバーの引き継ぎがスムーズに行われ、新しいことにチャレンジする流れが生まれた。

 副理事長の時田正枝さんは「今回の受賞がゴールではなく、商店街活動の新たなスタートにしたい」と意気込む。

 神奈川県・商連かながわなどが主催するかながわ商店街大賞は、県内の商店街の役割や魅力を広く知らせることを目的に13年から実施。第1回に同商店街が準大賞を受賞した際は、「多世代に優しい街」をコンセプトに、災害対策など安全・安心に努めている点が評価された。

中原区版のトップニュース最新6

「バスジャック」想定、初訓練

「バスジャック」想定、初訓練

化学剤への初動措置も

5月17日

新日本学園に支援基金

漫画家・迫稔雄さん

新日本学園に支援基金

「子どもの可能性広がる」

5月17日

防災計画、8年ぶり改訂

武蔵小杉駅周辺

防災計画、8年ぶり改訂

滞留・帰宅困難者対策が主

5月10日

「支援の輪」次の段階へ

こども食堂

「支援の輪」次の段階へ

寄付増加、物流に課題

5月10日

女性議員16人が連携

川崎市議会

女性議員16人が連携

課題共有し、政策提案へ

5月3日

「想定超」の4万7000人

川崎市健康アプリ

「想定超」の4万7000人

企業活動、口コミで拡大

5月3日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月17日0:00更新

  • 5月10日0:00更新

  • 5月3日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook