「バスジャック」想定、初訓練
化学剤への初動措置も
5月17日
商店街活性化に向けた取組みを表彰する「第11回かながわ商店街大賞」授賞式が1月5日、横浜ロイヤルパークホテルで開催されモトスミ・オズ通り商店街(岩佐保宏理事長)が優秀賞に選ばれた。加盟店と行う弁当の提供やフードドライブ活動が評価された。
評価されたのは、SDGsをテーマに個店のPRにつながる取組みを意欲的に展開している点。2021年10月から行う「オズみんなの食堂」は、地域の子どもやひとり親世帯、学生、高齢者らを支援するため弁当300食以上を無償提供。SDGsを推進する商店街として「誰ひとり取り残さない」という理念に通じる取組みとして実施した。企画は商店街に加盟する飲食店の支援も兼ね、弁当に入れるおかずの調理を依頼し、その資金は商店街が支払う。岩佐理事長は「店の味を知ってもらうことでPRにもつながり、加盟店からも喜ばれている」と話す。
近隣にある慶應大学の学生らとも出張授業などで長年交流を続ける同商店街。地域の家庭に余っている食材を集めて必要な人へ配布することで食品ロスをなくすフードドライブ活動も、学生と連携して定期的に続けている。
活動が商店街の注目度アップや、加盟促進の機会になったことも審査員の目に止まった。岩佐理事長は「人々の関心が高いSDGsをキーワードに、地域の人々や商店街加盟店から喜ばれているイベントが功を奏した」と受賞を喜ぶ。
2度目の受賞
2年前、振興組合の役員が代替わりし、岩佐さんが理事長に就任。運営メンバーの引き継ぎがスムーズに行われ、新しいことにチャレンジする流れが生まれた。
副理事長の時田正枝さんは「今回の受賞がゴールではなく、商店街活動の新たなスタートにしたい」と意気込む。
神奈川県・商連かながわなどが主催するかながわ商店街大賞は、県内の商店街の役割や魅力を広く知らせることを目的に13年から実施。第1回に同商店街が準大賞を受賞した際は、「多世代に優しい街」をコンセプトに、災害対策など安全・安心に努めている点が評価された。
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5月10日