中原区 社会
公開日:2023.05.19
交通安全運動
区内各所で啓発呼び掛け
安井さんや住吉高生ら
5月11日から20日までの春の全国交通安全運動に合わせ、中原区内では関係団体による啓発が各所で行われた。
中原警察署(岩永浩署長)は11日、ボディビル競技の一種「ビキニフィットネス」で国内7連覇の安井友梨さんを招いたキャンペーンをグランツリー武蔵小杉で開催。安井さんは一日警察署長として、来店者らに安全を呼び掛けた。
当日は岩永署長と板橋茂夫区長、中原消防署の熊谷智子署長の三者から成る「MEZASHI」が出席し、安井さんと対談。その後、安井さんから来店者一人ひとりに啓発グッズが手渡された。
安井さんは「警察官になるのは子どもの頃からの夢で、採用試験を受けたこともある」と明かし「今日を指折り数えて楽しみにしていた」と笑顔であいさつ。30歳を過ぎてからトレーニングに出合い、体や心、人生が変わったと話し「人と比べず、自分の歩幅で歩んだ結果、自分次第でいつからでも未来は変えられる。貴重な機会をありがとうございます」と思いを語った。
岩永署長は「全ての方に譲り合いの精神を持って、交通安全のためにマナーを守って行動してほしい」と話した。
高校生らが安全訴え
5月12日には区の交通安全協会、防犯協会、安全運転管理者会、交通安全対策協議会などが関東労災病院前交差点近くで交通安全の啓発活動を行った。当日は通学路として利用する住吉高校の生徒14人も初めて参加。「運転中のスマホ操作禁止」などと書かれたのぼりを持ち、通行人に啓発物を手渡した。生活委員副委員長を務める2年生の伊藤優菜さんと森なぎさんは「交通事故のニュースを見るとつらい気持ちになる。小さい子どもたちの安全のためにも交通ルールを守ってほしい」と声をそろえた。
交通安全協会の伊藤稔会長は「子どもたちは大人の行動を真似する。まずは子どもの見本となる大人たちが交通安全に取り組み、行動で示すことが大事」と話した。
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