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中原区 文化

公開日:2023.12.08

地名研究会
由来や役割 語り継ぐ
来年1月14日まで、企画展

  • 区役所南庭にある八百八橋

 川崎地名研究会(菊地恒雄会長)は発足40周年を記念してパネル企画展「川崎の地名―地名を通して、市民と共に―」を来年1月14日(日)まで、東海道かわさき宿交流館(川崎区)で開催している。午前9時から午後5時まで。入館無料。

 来年市制100年を迎える市の変遷とともに失われてしまった地名や、今も残る由緒ある史跡などを各区から5点選び、写真と資料を掲載したパネルで展示している。

引き継がれる名称も

 中原区からは木月堀・井田堀、禁足地、八百八橋、小杉御殿町、井田を紹介。かつて用水掘に架けられていた八百八橋は、江戸時代中期に丸子の渡し場近くに住んでいた野村文左衛門が私財を投じた石橋。現在は区役所の南庭や、武蔵小杉駅北口ロータリーの歩道橋の下に復元されたものが展示されている。担当者は「無くなった地名も橋や道路などに引き継がれて残るものがある。自分たちの街の歴史を知り、地名の由来と役割を考える機会にしてもらえたら」と話す。

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