神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2024年5月10日 エリアトップへ

川崎郷土・市民劇『百年への贈り物―川崎市誕生ものがたり―』で主役を演じる 高橋 宏和さん 多摩区在住 52歳

公開:2024年5月10日

  • X
  • LINE
  • hatena

演じてつなげる川崎愛

 ○…川崎市の誕生を題材にした市民劇で主人公の初代市長・石井泰助役を演じる。抜擢されたときは「まさか、自分が」と驚きを隠せなかった。市制100周年という節目の公演に「やりがいが大きく、役者冥利に尽きる。成功させたい」。奮い立つ気持ちが、のしかかってくるプレッシャーを上回っているようだ。稽古を重ねると、石井の”川崎愛”が時を超えて感じられた。「ここに住んでいて、よかった。見た人に地元愛が芽生えたら」。そんな思いを胸に秘め、舞台に立つ。

 ○…高校時代に見た映画『いまを生きる』に感銘。人の心を揺さぶる役者という仕事を志す。音楽にも没頭したが「ロックスターにもなれる」と演技の道へ。都内の小劇場で腕を磨いた。チケット販売や道具作りなど、あらゆる裏方仕事も。がむしゃらに前だけを見て若き日々を走り抜けた。

 ○…住み慣れた川崎に目線が向き始めた40代。「こんなのあるみたいよ」。川崎郷土・市民劇を教えてくれたのは母だった。「最初は役者になることを反対された」と振り返る。それでもいつも客席には母の姿があった。2017年の『南武線誕生物語』に初参加、自身4回目となる今回、主役を射止めた。演出家やスタッフが芝居を支えてくれる。「恵まれた環境で、集中できる。多様なメンバーが集い、味わいがある」と市民劇の魅力を語る。

 ○…去年は最高の年だったという。「阪神が優勝したからね」と、物心ついたときからの大ファンだ。両親に記念グッズをプレゼント、一緒に祝杯をあげた。役者としては、応援される側。「しんどいこともあるけど。大きな拍手をもらうと、報われる」とにこり。心の赴くまま、惹かれることに純粋に、これからも生きていく。

中原区版の人物風土記最新6

山田 洋志さん

データ分析で教育情報を透明化するITベンチャー「ガッコム」社長

山田 洋志さん

高津区在住 43歳

5月17日

高橋 宏和さん

川崎郷土・市民劇『百年への贈り物―川崎市誕生ものがたり―』で主役を演じる

高橋 宏和さん

多摩区在住 52歳

5月10日

山本 芙佐子さん

着物リメイクを通して寄付活動を行う

山本 芙佐子さん

上平間在住 80歳

5月3日

鹿島 連(むらじ)さん

中原消防団の第20代団長に4月1日付で就任した

鹿島 連(むらじ)さん

下小田中在住 62歳

4月26日

中山 寛隆さん

川崎市制100周年記念で演奏する合唱団に携わる、川崎市合唱連盟の事務局長

中山 寛隆さん

高津区在住 36歳

4月19日

佐藤 智宏さん

第58代目の中原警察署長に、3月19日付で就任した

佐藤 智宏さん

区内在住 56歳

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月17日0:00更新

  • 5月10日0:00更新

  • 5月3日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月21日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook