神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2025年1月17日 エリアトップへ

ウォーキングフットボールを通じ、垣根のない社会づくりを目指す 藤田 千鶴さん 井田中ノ町在勤 62歳

公開:2025年1月17日

  • X
  • LINE
  • hatena
藤田 千鶴さん

やりたいことに一直線

 ○…「生まれて初めてボールを蹴ったという女性や、久しぶりに汗をかいたと笑う中高年など、わいわいと楽しんでいます」と声が弾む。すべての人が尊重し合い、共生できる社会を目指す「インクルーシブ」なスポーツとして、ウォーキングフットボールのイベントを開く。車いす利用者、引きこもりの当事者らと地域の人たちの交流の場を生み出すことが目的で「勝ち負けよりも人と人のつながりを深めることができたら」と願う。

 ○…たまたま見ていたスポーツ番組から流れた映像にくぎ付けになった。走らず、ボールも奪わないサッカーを見て、「年齢や性別、障害の有無に関係なく『垣根のない社会』の実現にはぴったりかも」と思った。すぐにサッカー協会へ問い合わせ、関係団体が主催する講習会で学んだ。参加者を募り、学生ボランティアの協力も得ながら活動の幅を広げている。

 ○…東京の下町で生まれ、活発でやんちゃな子ども時代を過ごす。飢餓問題などに関心を持ち、世界を知りたいと20歳のときにワーキングホリデーでオーストラリアへ。一旦帰国するが、さらに学びたくて留学費用を貯めて22歳で渡米。「世界を知るならニューヨークかなって。若さもあってがむしゃらでしたね」と笑う。和食レストランでアルバイトしながらカレッジに通い、5年を過ごして帰国した。

 ○…結婚後、2人の子育て中に放送大学等で保育を学び、障害児への知識も深めた。現在は相談支援事業所に勤務し、精神保健福祉士、医療的ケア児等コーディネーターとして活躍する。「引きこもり当事者、身体や精神に障害を持つ子やその家族は孤立化していることが多いんです」。活動を通し、地域の人と関わりが持てるように力になりたいと意気込む。

中原区版の人物風土記最新6

平田 眞さん

5月から「中原消防研究会」の会長に就任した

平田 眞さん

市ノ坪在勤 61歳

6月20日

服部 隆博さん

「川崎市大山街道ふるさと館」の館長に就任した

服部 隆博さん

高津区在勤 64歳

6月13日

川崎 眞喜子さん

「中原区・子どもと本を考える会」の代表を務める

川崎 眞喜子さん

上小田中在住 60歳

6月6日

三竹 桃果さん

ソムリエの競技会で優勝し、6月にフランスで開催されるイベントに参加する

三竹 桃果さん

多摩区出身 25歳

5月30日

斎藤 愛桜(あいら)さん

クラウドファンディングを活用して市内の子ども食堂に米を寄贈した

斎藤 愛桜(あいら)さん

中原区内在住 18歳

5月23日

原 正巳さん

4月から「なかはら散策ガイドの会」の会長に就任した

原 正巳さん

中丸子在住 69歳

5月16日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年6月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Facebook