中原区 教育
公開日:2025.07.14
新城高演劇部
迫真演技で犯罪防止訴え
新城小で防犯教室
県立新城高校演劇部は7月10日、新城小学校3年生に向けて防犯教室を行った。
同校演劇部は、7年前から神奈川県警と神奈川県教育委員会が企画する防犯教室に協力。同小で演劇による万引き防止を呼び掛ける教室を実施してきた。
今回、部員7人は「かんがえよう やっていいこと わるいこと〜おみせのなかで〜」と題し、友人と2人でコンビニを訪れ、菓子を買おうとしたところ、お金が足りずに万引きをしてしまうという内容の劇を披露。2人は店員に見つかり、保護者や警察に通報、補導され、万引きがどれだけ悪いことなのか、家族や店に迷惑をかけたことなどを迫真の演技で訴えた。児童に向けて「自分のものと他人のものを区別する」「自分で考える。そして正しい行動をとる」「強い心を持つ」ことを呼び掛けた。
1カ月前から準備、練習を重ねてきたという演劇部のメンバー。警察官役を務めた生徒は中原警察署から借りた実際の制服を身にまとうなど、野崎風里部長は「実際に起きた時のリアルさを大事にしてきた」と話し、「本番でもできた。満足いく演技だった」と語る。劇を見た児童は「万引きがどれだけいけないことか知ることができた」「万引きで店がつぶれることがわかった」と感想を述べた。野崎部長は「伝えたいことを小学生が素直に吸収してくれた。犯罪が減ってほしい」と今回の防犯教室へ込めた思いを語った。
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