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公開日:2025.07.18
大谷戸小志村さん
近代三種、アジア大会で金
12月に南アの世界大会へ
水泳、レーザーラン射撃、ランニングの3つの種目でスピードを競う近代三種競技。大谷戸小学校6年の志村侑香さんが、7月3日から6日にカザフスタンで行われた近代三種アジア選手権大会(13歳以下)で金2つを含む4つのメダルを獲得した。これで、12月に南アフリカで開催される世界選手権の日本代表に内定した。
「初めて飛行機に乗ったけど、あんまりリラックスできなかったな」とおどけた。これまで国内大会では銅メダルが最高。日本を飛び出したアジア大会で、近代三種の個人金、男女ミックスリレー金、近代二種の個人銀、男女ミックスリレー銅と、周囲を驚かせるほどの成績を上げ「今もまだ実感が湧かない」と素直な思いを口にした。
大活躍の要因は「走りの部分がよかった」と話す。近代三種は1つのレースで射撃、300mラン、100m水泳を繰り返す。得意とする水泳で優位に立ち、走りで粘るのが志村さんのスタイル。今大会では体力的にきつい後半も、スタミナが落ちなかったという。
大会前は「入賞できたらいいな」ぐらいに考えていた。それが海外の選手たちと競い合った初のアジア大会で頂点に立った。連絡を受けた母・しおりさんも「最初は上位の選手たちがけがでもしたのかと思った」と耳を疑ったほど。志村さんは「表彰台の一番上に立ったときに、一緒に走ったみんなが手を振ってくれてうれしかった」と笑顔を浮かべた。
競技は3歳上の兄・佳祐さんの影響で、小3から始めた。性格はおっとりしているように見えて、負けず嫌い。近代三種を「走ったり、泳いだり、3つも種目があるので総合力が試されるところが面白い」と話す。競技の知名度はまだまだ低いが、学校の友人は「いつも教室でふざけてばかりいる侑香が、すごいね」と応援してくれる。
次は世界の舞台
志村さんは12月に南アフリカで開催される世界選手権のU―13日本代表に内定。9月から11月に行われる強化合宿に参加する。現在は早朝のランニングや、家で懸垂と射撃練習、週3日はスイミングスクールに通ってトレーニングを続ける。世界選手権でも表彰台を目指すといい、「いつかお兄ちゃんよりも活躍したい」と尊敬する兄を超えることを夢見ている。
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