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中原区 教育

公開日:2025.08.13

川崎市子ども会議
夏合宿で楽しく議論
「時間かけて話し合えた」

 川崎市の課題を子どもたち自身が考える「川崎市子ども会議」の夏合宿が、8月2日と3日の2日間、「川崎市青少年の家」(宮前区)で開催され、小学4年生から高校3年生までの計23人が参加した。

 子ども会議の夏合宿は、毎月の定例会議よりもリラックスした雰囲気で議論し、レクリエーションを通じて子ども同士が交流を深める場として毎年開催されてきた。コロナ禍の間は中断したが、一昨年に再開した。

 今年度の子ども会議では、かねて市職員などの大人が決めてきた会議の進め方や議題などを、できる限り子どもたちが決めることに。今回の合宿も、議題やレクリエーションの内容を、子どもたちが考えて決定した。

 話し合いの時間では3チームに分かれた。「本音を言えない子が発言しやすくなる方法」を話し合う「交流チーム」と、子ども会議のテーマ候補だった「きれいなまちづくり」に取り組む方法を考える「環境チーム」、そして子ども会議の拡大版「カワサキ☆U18」の今後の進め方を考える「U18チーム」が、それぞれ白熱した議論を展開した。

 「環境チーム」は会場となった「青少年の家」の職員に、「ごみのことで一番困ること」をインタビュー。通行人のポイ捨てやごみの分別など、職員からの具体的な回答をホワイトボードに書き出し、対処方法を話し合っていた。

 最も人数が多かった「交流チーム」に参加した中学1年の女子生徒は、約2時間の議論を終え、「かなり時間がかかったけれど、みんなで細かいことも意見を出し合って、しっかり話し合えたと思う」と満足げ。中学1年から子ども委員を務める高校3年の女子生徒(麻生区)は、「子ども会議に参加できるのも今年で最後。みんなをリードしつつ、合宿の楽しい雰囲気を楽しみたい」と話した。

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