中原区 トップニュース社会
公開日:2025.08.15
「カワサキをカイセキ!」
川崎の「若さ」健在
平均年齢の低さなど1位
政令指定都市や東京都区部の21の自治体の基礎的な統計情報を分かりやすくまとめた「大都市データランキング カワサキをカイセキ!」の2023年度版が7月30日に刊行された。自然増加数や自然増加比率で1位となるなど、前年度に続き「若い川崎」を印象付けるデータが並ぶ。
「カワサキをカイセキ!」は、大都市統計協議会が毎年発行する「大都市比較統計年表」をもとに、川崎市が主な統計情報をグラフや順位表記などで分かりやすくまとめてリリースしている。
まず「人口」関連の統計では、自治体の「若さ」を証拠づけるデータが多い。出生数から死亡数を引いた「自然増加数」と、全人口に占める「自然増加数」の割合である「自然増加比率」が21の自治体で1位。20年の国勢調査に基づく「平均年齢」では43・7歳で最も若く、23年度の「死亡率」は最下位だった。
外国人住民は8位
人口に占める外国人住民の割合は3・32%で8位。1位は大阪市の6・14%、2位は東京都区部の5・63%だった。
「土地」関連では、市域面積1キロ平方メートルあたりの都市公園数が8・3カ所と最も多く、都市計画法に基づく用途地域における工業専用地域の割合は北九州市、堺市に次いで多かった。
「商業・農業・貿易」関連では、「入港船舶隻総数」が港湾のある16自治体中10位と、約30年の間に3分の1になった入港船舶の減少傾向をそのまま反映した結果に。一方で、船舶の大型化や機能性の向上などにより、1隻当たりの総トン数は30年で約3倍に増えており、総量では横ばいの可能性もある。
「経済・財政」では、市内総生産に占める家計最終消費支出(家計が生活に必要とする支出)の項目別割合で、「住宅・電気・ガス・水道」の割合が全体の3分の1を占めて大都市平均を大きく上回った一方で、「保険・金融サービス」が大幅に下回った。家賃の高さや平均年齢の若さが影響したとみられる。
ごみ収集量は最少
「生活」関連では、人口10万人あたりの生活習慣病による死亡者数が福岡市に次いで少ない。また人口当たりのごみ収集量が最も少なく、世帯当たりのごみ収集量も過去30年で半減するなど、ごみ減量化の取り組みの成果が見られた。
「カワサキをカイセキ!」は市のウェブサイトに掲載するほか、市の統計情報課や各区役所などで配布している。
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