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公開日:2025.08.22

橘高校ダンス部
2度目の全国大会へ
予選突破し、8月29日本番

  • 予選を突破した2、3年生メンバー=ダンス部提供

 東京ガーデンシアター(江東区)で8月29日(金)に開催される、高校ダンス部日本一を決定する「第13回全国高等学校ダンス部選手権」(DCC)に市立橘高校(中丸子)ダンス部が出場する。同校は、7月に行われたオンライン予選を突破。185チームが参加した地方大会、オンライン予選を通過した全国36チームの中から日本一をかけて大会に臨む。

 同大会は、エイベックス・エンタテインメント(株)(港区)が主催する高校ダンス部の全国大会の一つ。各地方大会とオンライン予選で勝ち上がったチームが決勝大会に進むことができる。

 今年は全国から185チームがエントリー。全国最多の99チームが参加した関東大会は6月28日、29日に行われ、同校も出場。入賞できなかったものの、7月13日に併願でエントリーしていたオンライン予選の発表が行われ、決勝大会に進む36チームに神奈川県から唯一選ばれた。同校のダンス部が全国大会に出場するのは、10年以上前に一度あるだけだという。

 部長の坂本柚友さん(3年)は「久しく全国大会に行けなかったので、その歴史を塗り替えたかった。この大会に合わせて8カ月練習してきたのでその努力が実ってうれしかった」と笑顔で喜びを語る。ダンスリーダーの一人、柳橋杏菜さん(3年)は「関東予選で思う存分踊れたので満足していた。オンラインの発表で予選を突破したときは夢かと思った」と笑みを浮かべる。

気持ちを表現

 同校は昨年10月に新チームとなってから、振り付けや選曲、衣装製作まで、部長をはじめ、ダンスリーダーを中心に、OGのコーチのアドバイスを受けながら、週5回自主的に練習を行ってきた。柳橋さんは「高校に入って自分たちの代で絶対に全国大会に行きたかった。この大会のために練習してきた」と振り返る。

 今大会はダンス技術だけでなく、漢字二文字のテーマをダンスで表現することが審査基準に。同校が選んだのは「燦花(ララライ)」。アニメ『竜とそばかすの姫』で使われたmillennium parade×Belleの『U』の曲中にも出てくる言葉で、坂本さんは「歌詞があった方が気持ちをのせて踊れる。この曲の世界観を表現したい」と選曲の理由を話す。最初は暗いイメージから、ラストにかけて殻を破って自分を信じて踏み出すことを2分30秒の中で表現。チアダンスのリフトを採用し、ステージを立体的に使うことにも挑戦。そうした取り組みが評価され、審査を通過した。

 8月29日の本番に向け、練習にも熱がこもる。柳橋さんは「全国大会に出るのは強豪校ばかり。見ている人を感動させられる演技をしたい」と意気込む。坂本さんは「先生やコーチ、保護者、友人、サポートしてくれる人たちに恩返しできるように、自信を持って踊りたい」と抱負を語った。

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