中原区 社会
公開日:2025.09.19
中原消防団
解体ビルで災害想定訓練
新入団員中心に20人参加
中原消防団(鹿島連団長)は9月7日、解体工事が進む武蔵小杉駅近くの旧日本電気小杉ビルで新入団員や女性団員を中心とした災害想定訓練を実施した。
同団では、2013年から区内の解体建物を利用した災害時の救出訓練を行っており、今回は2年ぶり。
当日は、各分団から昨年入団した新入団員や女性団員ら20人が参加。敷地内の駐車場を使って、中原消防署の消防隊、救助隊の指導を受けながら、ホース延長と放水訓練を実施した。また団が使用するポンプ車に積載され、倒壊した建物等の資材などを切断するエンジンカッターを使った鉄パイプの切断訓練などを行った。
今春に入団し、今回初めて同訓練に参加した住吉分団の黒木竜樹さん(27)は「今回、普段使うことのないガンタイプの機材を使った放水訓練などを経験できた。ほかの分団の団員と一緒に訓練する機会も少ないので、いざ連携を取るときに顔の見える関係が築けて良かった」と訓練を振り返った。鹿島団長は「実際の建物を使った普段なかなかできない貴重な訓練ができた。先日の大雨のこともあるので、いざというときに備えていきたい」と抱負を語った。
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