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中原区 社会

公開日:2025.09.26

シール掲出で安否確認
木月一丁目町会で訓練実施

  • 玄関口に張り出された「無事ですシール」

 木月一丁目町会(内田治彦会長)は9月13日、防災訓練の一環で「無事ですシール」を活用した安否確認訓練を行った。

 同町会は昨年、災害時に安否を知らせるため、自宅の玄関や門扉に貼れる「無事ですシール」を作成し、町内会約2300世帯に配布した。

 今回、そのシールを活用して訓練を実施。事前に各世帯に訓練のチラシを配布し、午前10時までにシールを張り出すよう呼び掛け、町内を16区に分けて理事や担当役員が各区を巡回し、確認して回った。昨年の同訓練で掲出のなかった世帯にはポスティングを行ったほか、町内の掲示板で訓練の実施を呼び掛けるなど工夫を凝らしたという。加えて、集合住宅では管理者の協力によって掲出の呼び掛けも行った。内田会長は「会員ではない世帯から配布方法を聞かれることもあり、意識の高さが伺えた。住民に安否の意識を持ってもらえると、災害などがあった際にも速やかに無事が確認できる」と訓練を振り返った。

 また今回の防災訓練では、同町会在住の中学生が参加する「KEIO WIZARD」の研究の一環で、災害放送のヒアリング調査も行った。高齢者への災害時の避難を呼び掛ける放送として、どのような「音域(高音、低音)」「速さ」「呼び掛け」が分かりやすいか否かのアンケート調査にも取り組んだ。

 内田会長は「集合住宅や単身世帯などの掲出が課題。年に一度、防災の日に合わせて住民の皆さんと一緒に安否確認の訓練を行っていきたい」と今後の抱負を語った。

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