中原区 社会
公開日:2025.11.07
楽しい時間で理解を求める
オストミー協会 コンサートに300人
人工肛門や人工膀胱(ぼうこう)で生活する人「オストメイト」について理解を深めてもらおうと日本オストミー協会川崎支部は先月24日、エポックなかはらでチャリティーコンサートを開催した。関係者や市民らおよそ300人が楽しんだ。
あいさつに立った同協会会長で川崎支部長も務める坂本純さんはオストメイト対応トイレの普及など課題感を示しながら「公平な社会のため理解を求めていきたい」と決意を語った。
コンサートでは、オストメイトのコントラバス奏者・大西雄二さんと、脳出血後、左手のピアニストとして活躍する大西ますみさん夫妻が登場し、クラシックから歌謡曲まで息の合った演奏を披露。訪れていたオストミーの音楽家は左手5音プラスコントラバス、計6つの音から生まれる演奏に賛辞を贈っていた。イベント後、坂本さんは「楽しい時間を通してオストミーへの理解が深まったのでは」と期待感を示した。
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