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麻生区版 公開:2012年2月3日 エリアトップへ

トピックス 再び注目集める『互助の精神』 「ワーカーズコレクティブにじ」の取組み

公開:2012年2月3日

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メンバーは穏やかな雰囲気
メンバーは穏やかな雰囲気

 震災を通じ、人と人との繋がりや、地域連携の重要さを再確認した人も多いはず。そんな中、地域で支援を求める人に家事介護や見守り配達サービスなどを提供する取り組みが注目を集めている。

 柿生駅前のビル2階に拠点を構える「ワーカーズコレクティブにじ」では、子育てなどが一段落した主婦や、定年を迎えた男性などが「地域のために何かしたい」という精神のもと、自分たちで運営を行い、日々地域のために働いている。

 1日2〜3時間、週に2回程度を地域のために活用し、分配金を受け取る。「ボランティアだとどこかに”やるのも自由、やらぬのも自由”という空気がある。決して高額ではないけれど、報酬もあるし、やはりやりがいと充実感がある」と話すのは元企業戦士の武井克正さんだ。武井さんは植木の手入れにも定評がある。ニーズがあれば、やれることを少しずつやっていきたいと考えているという。

 行政などの支援「公助」でなく、自らの努力「自助」でもない『互助』の精神は介護保険に頼らない生活を考え始めた人々からも注目を集めている。「にじ」は「福祉クラブ生協」から成る。近隣でも早い時期から”地域の助け合いのあり方”や”高齢者を地域で見守ること”について考え、実践している団体だ。

 代表は「自分たちよりも少しお歳を召した先輩をその少し下の世代がお手伝いする。そういうサイクルを繰り返していくことで、住みやすい地域が出来ていけばと思うんです。若い方の力もぜひお借りしたい」と話す。

 「にじ」では地域のために出来ることを始めたい人を募集しています。週1〜2回から可能。主な支援は高齢者宅などの食事の支度、掃除、庭の手入れ、ペットの世話など。また、子育て支援もしています。支援に対しては分配金が支払われます。詳しく話を聞きたいという人は「にじ」【電話】044(981)3114まで。

※説明会を2/27・28・29の3日間で行います。14時〜15時半まで。会場は麻生区上麻生5の38の1(柿生駅前)
 

大きな「にじ」が目印
大きな「にじ」が目印

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