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地下鉄延伸事業 「東ルート」有力案 根拠示す 広域集客、バス連携を重視

経済

掲載号:2019年9月20日号

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概略ルート・駅位置イメージ
概略ルート・駅位置イメージ

 2030年の開業を目指す横浜市営地下鉄ブルーラインあざみ野(横浜市青葉区)―新百合ヶ丘間の延伸事業。川崎市内の路線案で有力とする「東側ルート」について、市は新駅の役割やバス路線への影響など具体的な根拠を公表し、意見募集を開始した。

 川崎、横浜両市が今年1月に発表した延伸計画は横浜市に新駅を2カ所設置し、川崎市内は終点の新百合ヶ丘駅南口付近まで東、中央、西の3ルートが示されていた。東側はヨネッティー王禅寺付近、中央は王禅寺公園付近、西側は白山付近に新駅を想定。まちづくりや地域交通の視点で、東側を整備効果の高い案としてきた。

求められるスピード感

 川崎市は横浜市と共催で8月に事業説明会を麻生区と青葉区で4回開催。その中で川崎側の中間駅を比較検討した具体的な内容を明らかにした。

 市は3ルート全て事業採算性が見込めるとしながらも、既存バス路線と連携できること、新百合ヶ丘など既存駅との距離といった視点から東側を有力ルートとした経緯を説明。現在、東側ルート近辺を走る既存バス路線は、区内のほか宮前区と多摩区、高津区、横浜市青葉区の9方面に向かっている。西側と中央ルートはバスの方面数が少なく、新百合ヶ丘発着便が多いことから地下鉄との競合が想定される。またヨネッティー付近は既存の駅から最も距離があり、より効果的なまちづくりが期待できることも有力ルートにした理由だ。

 一方、説明会に参加した区内在住の男性(40)は「1月の発表から進んでいない印象を持った。スピード感をもって事業を進めて欲しいのと、ルート関係なく区や市の将来を見越した路線にしてもらいたい」と注文を付ける。

東側ルートの意見募集

 川崎市は10月16日まで、東側ルート案の考え方について意見募集を行っている。資料は麻生区役所市政情報コーナーや市ホームページで閲覧が可能。意見は郵送とファックス、電子メールで受け付けている。集まった意見は市の考えと合わせホームページなどで公表し、今年度中にルートを選定する予定。

 ルート案の意見募集に関する問い合わせは市まちづくり局【電話】044・200・1976へ。

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