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麻生区 社会

公開日:2020.01.10

余剰竹材 食器に再生
商品化で地域循環も視野

  • 福祉施設に寄贈された食器セット(上写真)は地域に開放する食堂で活用。食器は片手で持つことが出来るデザインに(下写真)

 岡上を拠点とする農業生産法人(株)カルナエストと和光大学が、地元の竹を使った食器類を製作。このほど岡上の介護福祉施設「ゆらりん家」に完成した20組を寄贈した。

 粉末化した竹をプラスチックと混ぜ合わせた食器セットは成型加工を行う市内企業の協力を得て製造された。

 岡上小学校に隣接する特別緑地保全地区では年に数回、同大学生らが伸びた竹を伐採してきたが、大部分は放置されていた。これら余剰材の課題解決をテーマに生まれたのが竹の食器たちだ。

 製作に携わったカルナエストの山田貢代表は「将来的な商品化も視野に、包装作業を地域の福祉施設が担うなど、賃金面も含めた地域循環を考えたい」と期待する。同大の堂前雅史教授は「岡上ならではのコンパクトな関係の中で、自然保護や福祉雇用などの課題が解決できる取り組み」と話している。

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