神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2020年10月16日 エリアトップへ

黒川竹行燈(あんどん)の会の代表を務める 野島 保さん 黒川在住 78歳

公開:2020年10月16日

  • X
  • LINE
  • hatena

一石三鳥の竹行燈

 ○…「竹林の整備と地域交流、認知症防止、一石二鳥、三鳥だよ」と笑う。竹行燈づくりは7年ほど前に町内会の高齢者サークルとして活動を開始した。「デザインは頭も使うし、彫るのは体力も使う。いいことばかり」。若い人も参加するようになり、独立した活動が始まった。遠方から参加したいと問合せがあるが「まずは地元から。住民の皆さんが仲良くなれる場になれば」。

 ○…黒川生まれ。「田んぼと畑ばっかりでね。牛を使って田起こしもしたよ」と懐かしむ。稼業の農家を継ごうと農業高校に通い、卒業後はシクラメンやバラなどの施設園芸を始めた。「いい色を出すために苦労したよ。どうしても東北の品種には勝てなくてね」。畑が市街地調整区域に指定され、農家を断念。「もう少しやってみたかったけど、採算が合わなくてね」。現在は資産管理業を営む。

 ○…「のめり込むタイプかな」と自身を分析する。30代ではエレクトーンに挑戦。音楽教室に通い、最終的には友人の結婚式のオープニングで弾いた。40代はそば打ち。「蔵に包丁があったので、やってみようと」。栽培から始め、収穫し、そば粉を挽き、打った。「みんな喜んでくれたけど、今は包丁も錆びちゃってるね」と笑う。そのほか乗馬にものめり込み、乗馬クラブに週2回通った。

 ○…「竹行燈づくりは楽しくてしょうがない。デザインを考えている時が一番幸せ」。デザイン画を自ら描き、時にはパソコンソフトを使ってデザインすることも。「昔は竹を使って生活用品を作ってきた。そんな文化を残していければ」。地域で竹林を管理できる人が減っているが、「そういう人のためにも、この会がある。遊びも地域貢献になるよ」と話す。

麻生区版の人物風土記最新6

吉原 智子さん

市立柿生小学校でPTA広報委員長を務める

吉原 智子さん

上麻生在住 36歳

3月29日

小ノ澤 幸穂さん

梨の木団地で初めて開催されたリサイタルでピアニストを務めた

小ノ澤 幸穂さん

王禅寺東在住 46歳

3月22日

白川 北斗さん

先月開催された「早野で冬の自然を楽しむ会」の代表を務めている

白川 北斗さん

王禅寺東在住 52歳

3月15日

太田 隼矢さん

美男コンテスト「ミスター・ジャパン2023」でグランプリを受賞した

太田 隼矢さん

宮前区出身 26歳

3月8日

太田 行英(やすひで)さん

結成20周年を迎える「しまりすアートクラブ」で講師を務める

太田 行英(やすひで)さん

多摩美在住 87歳

3月1日

名川 創さん

「寺子屋南ゆり」の実行委員長を務める

名川 創さん

王禅寺西在住 67歳

2月23日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook