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麻生台団地 入居開始から50年 高齢世帯 「見守り」構築へ

社会

掲載号:2021年4月23日号

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 麻生区内にある現存する団地の中で、最も古い歴史を持つ「麻生台団地」。1970年から71年にかけて入居が開始され、今年で50年が経過した。初期入居の住民が今なお多く、独居、高齢化が進む中で、新しい世代が入居するなど、住民同士の交流を模索する。その現状を同団地自治会の照沼妙子会長に話を聞いた。

 日本住宅公団(現UR都市機構)によって23棟947世帯の分譲マンションとして1970年に完成した麻生台団地。それより前に、百合丘団地が建てられていたが、形態は賃貸。分譲マンションとしては区内初の集合住宅だった。

 敷地内には、グラウンドや公園、小児用プールも設置されており、間取りは主に3DK。当時の価格で500万円代。サラリーマン家庭には手頃な価格だったため、高倍率だったという。

自治会が中心交流推進

 同団地の中で、住民たちの交流、活動を支えていたのが72年に発足した自治会の活動だ。当時の加入数は865世帯で加入率は91・3%。加入世帯の平均年齢は20代〜30代と若く、盆踊りや運動会なども積極的に行われていた。

 時代とともに入居者の高齢化が進み、イベントへの参加者も減少。今やほとんどがなくなった。現在の自治会加入数は、458世帯と発足当時から半数近く減り、独居、老々世帯の増加が課題となっている。

 そうした中で、自治会を中心とした見守り支援システム「麻団KIZUNAネットワーク」の設立準備が進められているほか、グラウンドゴルフサークルや、家具の移動、ゴミ捨てなどの「お助け隊」を発足。住民の交流活動が進められている。

 照沼会長は「幼稚園や小学校が近いので、2世代が同じ団地内に住んでいたり、若い世代が転居してくるケースも多い」と現状を語る。一方で「3割は初期から住んでいる人たち。高齢化が進み、自治会に入らない人も増えている中で、いかに見守りを行うか。自治会のあり方も考えていかないと。行政などと連携した見守りシステムを構築していきたい」と話す。入居から半世紀。今後の団地内での模索する日々が続く。
 

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