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麻生区版 公開:2021年5月21日 エリアトップへ

子ども食堂を運営するNPO法人アイゼン(片平)の学生代表を務める 伊藤 直人さん 千代ヶ丘在住 20歳

公開:2021年5月21日

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若い力で川崎北部に新風

 ○…地域ぐるみで子どもや子育て世帯を支援する「子ども食堂」。麻生区・多摩区で子ども食堂を行うNPO法人アイゼンで、大学3年になった今春から学生代表を務める。中心となって活動する学生は25人ほど。「代表だからといって何か変わるわけではなく、皆それぞれ動いてくれる」と信頼を寄せる。地域住民や企業の手も借りながら、若い力を発揮する。

 ○…4歳上の姉が立ち上げから携わっていたことから、子ども食堂の運営に大学入学後に参加。「どういう仕組みで成り立っているのか最初は不思議だった」と、活動するうちに理解を深めた。市民活動の中間支援をする多摩区ソーシャルデザインセンターにも関わり、5月には、多摩川河川敷で初の大型イベントを実現。全体調整役を担い、総勢140人の学生スタッフとともに「感染症対策を徹底し、臨機応変に対応できた」と手ごたえを感じている。

 ○…麻生区で生まれ育ち、千代ヶ丘小、金程中、県立生田高校と地元の学校に通った。年中からサッカー一筋で、今は千代ヶ丘のチームでコーチとして子どもたちに接する。「子どもが好き、OBで携われてありがたい」。中高時代、陸前高田市でのボランティアや沖縄で普天間の話を聞いた経験から「現地の声とニュースに乖離がある」と政治に関心を抱き、法政大で学ぶ。

 ○…運営の立場から「子ども食堂に来てくれた子どもたちが大きくなり運営側として携わってくれれば、地域のサイクルとしてこれ以上ないのではないか」と将来にも期待する。活動を通じ同世代、子育て世代含む多世代から様々な考えや価値観を吸収する日々。経験を生かし「麻生、多摩中心に多世代の人に楽しんでもらえることを」。次の一歩を思い描く。

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