青葉区と町田市に隣接する区内岡上の「梨子ノ木特別保全緑地」で5月22日、23日の2日間、「週末ワークキャンプ」が開かれ、森の保全活動と、かやぶきの小屋作りが行われた。
日本国際ワークキャンプセンター(NICE)と、岡上さとやま探検隊、NPO法人かわさき自然と共生の会(ともの会)が主催。「ともの会」は毎月、樹木や野道の手入れなど、この緑地の保全活動を行っているが、会員の高齢化に、緑地内のかや刈りなどの作業が重労働に。かやぶき小屋の建替作業、豊かな自然を次世代に経験してほしいという呼びかけに、岡上の住民有志が応え、4年前にスタート。年に2〜3回実施されており、今回で12回目を迎えた。
作業はまだ続く
当日は、地元だけでなく、都内や愛知県から家族連れや、学生、社会人など44人が参加。昨年秋のワークショップで刈って干してあった「かや」を束ねて、小屋に設置。「私の一枚」と題して、緑地内を探索し、好きな風景を手製のフレームに収めるネイチャーゲームや、草刈りなど畑仕事を行った。夕方には、黒川青少年野外活動センターへ移動して宿泊。翌朝、緑地に戻り、かやぶき作業と草刈りなどの保全活動で汗を流した。
今回初めて町田市から参加した中学1年生と2年生の女の子は「こんな素敵な場所に来れて良かった」「普段できないことが体験出来て楽しかった」と話した。愛知県から参加した男性(22)は「この春に社会人になったばかりで、大学時代よりも時間がない。今回、週末に東京に来て、自然に触れながら、新しい人と話すことができて刺激をもらえた」と感想を語った。
主催したNICEの開澤真一郎代表は「思った以上に多くの幅広い世代の人に参加してもらえて、楽しんでもらえて良かった。かやぶき作業はまだまだ続く。どう、森を楽しむかまだまだ考えているので期待してもらいたい」と今後に意欲を見せた。
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