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麻生区 人物風土記

公開日:2021.06.04

認定NPO法人あさお市民活動サポートセンターの理事長に就任した
中山 正夫さん
千代ヶ丘在住 69歳

「やまゆり」を楽しい場所に

 ○…麻生市民交流館やまゆりを運営し、市民活動の支援を行う「サポセン」。「区民のコミュニティづくりのエンジン役」をテーマに掲げ、10周年を迎えた2017年から「NEXT10」をスローガンに、自主企画のイベントを実施。施設の活用方法などを市民に提示する活動を続けてきたが、コロナに見舞われた。集まることから映像発信へ。「ここに来ることを楽しみにしている人が多かった。コロナで分かったことを今後の活動に活かしていきたい」と意欲を見せる。

 ○…サポセンとの関わりは16年から。仕事をリタイヤした後に、やまゆりで企画されたアクティブシニア講座に参加したことがきっかけだった。これまでの経験が何かの役に立つのであればと会員に。翌年から理事になり、今回理事長に就任した。「ボランティア気分で参加したはずなんですけど」と苦笑い。会員になって驚かされたのが、利用者の思いの強さ、元気な姿。それらにふれあうことが活動のやりがいにつながっている。

 ○…現役時代は、総合商社で貿易関係の仕事に従事。中東での駐在を経て、30年近く前に、妻の実家の近くに住むため、麻生区に転居。かつて住んでいた千葉県市川市や松戸市に比べると、新しいまち。「市民活動が盛んな印象」。今やその活動を支える立場に。「幅広い層の形に利用してもらいたいですね」

 ○…せっかちで人の話を折ることもしばしば。「人の話をよく聞きたいなと思って」と笑みを浮かべる。子どもの頃から写真が好きで、写真と一緒に旅行記を残すことが現在の趣味だ。今はコロナ収束後を見据えたやまゆりの運営の準備を進める。「利用者、スタッフが楽しいと思える場所にしていければ」。今後の活動に期待がかかる。

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