アルテリッカしんゆりの公演「THE THREE」に出演するマリンバ奏者の SINSKE(シンスケ)さん 麻生区在住 46歳
自然と都会の要素 音楽に
○…新百合21ホールで4月22日に開催される「THE THREE」に、ピアニストの国府弘子さんと尺八奏者・藤原道山さんとともに出演する。「世界唯一の組み合わせ」となる3人のアンサンブルで、マリンバの役割は「尺八とピアノをつなぐ接着剤」と明言。「1回きりのコンサート。エンターテイナーの2人を、メロディや伴奏でどんな風につなげていくか、選択できる状況はワクワクする」と涼しげな笑顔を見せる。
○…中高の吹奏楽部で打楽器を担当し、音楽大学の打楽器科へ。職人技と言われるオーケストラの打楽器演奏。「何か腑に落ちない」と感じていた矢先、鑑賞したマリンバのコンサートに衝撃を受けた。「楽器一つでこんなに自己表現ができるのか」。映画を見たかのように、奏者の生き方が伝わってきたことに魅了された。20歳からマリンバ演奏を開始。国内外での演奏のほか、メディア出演も多岐にわたる。
○…3年前に麻生区に移住してから、よく歩くようになった。散歩中に生まれるものは多く、思いついた曲名やメロディは音声メモに録音。自然がありながらも都心に近い環境が「音楽創作にとっても心地いい」。趣味の料理はリフレッシュに。演奏に影響する体重の管理としても欠かせない。地場野菜も取り入れ旬の味を楽しむ。スパイスを取り入れた料理にハマり、今は川崎生まれの「香辛子」に興味津々だ。
○…「パイプから伝わる重低音と踊りのような動きの見た目から音を感じられるところ」と語るマリンバの魅力。世界各地での演奏を再び夢に見ると同時に、市内での活動を広げていきたいと願う。アルテリッカは今回が初出演。「縁があり、いただいた機会。住んでいるところで、もっとコンサートができれば」
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