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公開日:2022.12.23
新百合ヶ丘駅周辺
新乗り合い送迎を検証
1月10日からスタート
新百合ヶ丘駅周辺を中心としたエリアで、乗り合い送迎サービス「チョイソコしんゆり」の実証実験が1月10日(火)から始まる。実施主体は、川崎市と民間企業で構成された実行委員会。予約制で、設定された約150の停留所まで乗り合いで運行する。多世代への有効性や運行計画を検証していく。
今回の実証実験は、実行委員会に参加するトヨタグループの(株)アイシンが全国で自治体と連携し展開している、乗り合い送迎サービス「チョイソコ」を新百合ヶ丘駅周辺で実施するもの。バスの停留所から少し離れた山坂の多い向原や千代ヶ丘、王禅寺東を重点エリアとし、駅、区役所、いこいの家など約150の停留所を乗り合いで運行する計画だ。
6人乗りの車両を利用し、平日と土曜日の週6回運行。時間は平日午前7時から午後10時まで、土曜日は午前9時から午後5時まで。運賃は300円で未就学児は無料。利用する際には、区役所や市民館などに配架されている専用の申込用紙か、ウェブサイト(https://shinyuri.aisin-choisoko.com/)で事前に会員登録が必要となる。
電話・HPで予約可
市内では、先月から高津区と中原区をまたぐエリアで「チョイソコかわさき」の実証実験を行っており、「しんゆり」で2例目。昨年、市は公共交通機関の利用を促進するために、小田急電鉄(株)らと連携し、スマートフォンアプリを活用した「しんゆりシャトル」の実証実験を実施した。高齢者にとってデジタルデバイスへのハードルが高いという課題が挙がったことから、今回は、電話やウェブサイトを使って予約が可能に。子育て世代へのアプローチとして、塾と連携して児童の送迎サービスの検証も行うのが狙い。
実証実験は、1月10日から3月11日(土)までを予定しており、12月28日(水)まで無償運行を実施中。市担当者は「新百合ヶ丘駅周辺の渋滞改善への影響や、本格運行が可能か多角的に検証していきたい」と話している。
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