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麻生区 社会

公開日:2023.03.24

里山フォーラム
集い、語らう麻生の自然
30以上の団体が参加

  • 堂前代表の講演を聞く参加者

  • パネル紹介を閲覧

  • 山伏装束の高橋さん

 麻生区内の里山保全団体や環境団体などが集い、交流する「2023里山フォーラムin麻生」が3月18日、麻生市民館で開催された。

 里山フォーラムin麻生(堂前雅史代表)と麻生市民館が主催し、今回で22回目。「来て・見て・語ろう!足元の自然とかかわる暮らし」をテーマに、30以上の団体が参加。活動を紹介するパネルを展示し、参加者同士で対話が行われた。区内の今昔を表す写真が集まった「ホッとする風景写真展」の表彰式や、「環境を保全し、次世代につなぐ」を題材にトークリレーも実施された。

「麻生は環境教育に最適」

 和光大学の教授でもある堂前代表は、環境教育に関して講演を行った。市立岡上小学校の児童が学校裏にある丸山で学習したことを例に挙げ、子どもが無条件に自然環境を楽しんでいたことに着目。堂前代表は「子どもが自然を怖がらずに環境について学ぶには、年齢ごとのステップがある。いずれの段階でも身近な自然環境が必要で、その点で麻生区は環境教育に最適」と解説した。さらに「(麻生区の)市民団体は、学校教育の補完として、自然環境を『子どもが好きな場所』として提供しやすい」と語った。

 開会に先立っては、「柿生の山伏」高橋昂希さん=人物風土記で紹介=が法螺(ほら)貝演奏を、新井ファミリーがアルプホルンの演奏を披露。会場内に響きわたったそれぞれの音色に、参加者は静かに耳を傾けていた。

 同事務局の石井よし子さんは「今年はコロナを気にしすぎず、各団体との交流や集いに注力して開催できたことがよかった」と感想を話した。

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