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麻生区 教育

公開日:2023.08.18

夏の星空に歓声あがる
授産学園で天体観望会

  • 本格的な望遠鏡で星を観察

  • 月や星をテーマに演奏

 区内細山にある障害支援施設の川崎授産学園が主催、川崎天文同好会が協力する天体観望会「音楽と天体の夕べ」が8月5日、同学園で開催された。

 同イベントは学園が設立された1981年から始まり、1年に4回開催され続け、今回で161回目。コロナ禍や天候の都合で天体観望が満足に行えないことも多く、今回は約8カ月ぶりの開催となった。

 当日は参加した31人が4グループに分かれ、望遠鏡を使って夜空に輝く星を観察。天体ドームでは、2つの星が接近しているため肉眼では1つに見えるという二重星をのぞいた。参加者は望遠鏡の倍率を上げながら、「ちゃんと2つある」「意外と星同士が近い」と歓声を上げた。

 参加した巽(たつみ)百々花さん(西生田小2年)は、「初めて大きい望遠鏡を使った。前回は天気が悪く見れなかったので、きれいに見れて嬉しい」と笑顔を見せた。

 今回は天体観望に合わせ、バイオリンとピアノによるミニコンサートも初めて開催。同学園で定期的に行われていたものの、コロナ禍で中止になった音楽交流サロン「奏(かなで)」の復活を目指す試みとして企画された。当日は「木星」など星や月をテーマにした5曲を披露。企画した職員は「音楽を聞いてから気分を盛り上げて天体観望を楽しめたのでは」と語った。

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