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麻生区 意見広告

公開日:2023.11.03

県政報告【10】
「ともに生きる社会かながわ憲章」とは?
神奈川県議会議員 小林たけし

 『あなたは、神奈川県の「憲章」を知っていますか? 答「ともに生きる」』と書かれたポスターをご覧になられたことはありますか。駅など公共施設で見かけた方もいらっしゃるでしょう。

 平成28年7月26日未明に相模原市の県立知的障がい者福祉施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が犠牲になられた、いわゆる「津久井やまゆり園事件」。本憲章が作られた直接の要因です。

 青いTシャツの「ともに生きる」の揮毫は書家の金澤翔子さん。事件は私が県議会に入る前の出来事であったため、この事件に人一倍心を痛め、金澤家と親交のある先輩県議・敷田博昭さん(横浜市都筑区)に経緯を聞いたことがあります。

 「障がい者に対するいかなる偏見や差別を断じて容認することなく、すべての人の命を大切にし、一人ひとりの人格と個性が尊重され、誰もが、その人らしく暮らすことのできる地域社会の実現に向け、真摯に取り組む決意を内外に示すとともに、その理念の普及につとめる」

 以上の理念を早急に固め、「この悲しみを力に、断固とした決意をもって、ともに生きる社会の実現をめざす」との想いを皆が分かち合い、事件直後に県議会と神奈川県が共同で制定したそうです。今年4月1日に「神奈川県当事者目線の障害福祉推進条例〜ともに生きる社会を目指して〜」が施行されました。

 「園の鎮魂モニュメント、清らかな水で耐えられた水鏡。この水鏡から流れ落ちる19本の細れ水は、事件の犠牲となられた方々の尽きることのない悲しみの涙であり、また理不尽な事件により天寿を全うすることのできなかった悔し涙である」。そう敷田議員は言います。県議会では憲章の精神を広めるべく、毎年7月26日前後に桜木町駅前で「ともに生きる」Tシャツを着用して街頭活動を実施しています。来年7月には、私も参加して憲章精神の普及啓発に努めます。

関連ページ:https://www.pref.kanagawa.jp/docs/m8u/cnt/f535463/index.html

小林たけし

川崎市麻生区百合丘1-17-5-704

TEL:080-5060-4702

https://www.kobayashitakeshi.com/

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