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麻生区 意見広告

公開日:2023.12.08

市政報告
新百合ヶ丘駅南口喫煙場所の安全対策、完全分煙化の促進を
みらい川崎市議団 あまがさ裕治

 新百合ヶ丘駅南口の指定喫煙場所の改修について、先週(12月1日号)のタウンニュースで掲載されました。改修工事は12月21日まで、22日から供用開始の予定です。

 指定喫煙場所については、これまでバスやタクシー待ちの多くの皆様から受動喫煙状態の改善に関する陳情を頂いておりました。川崎市からJT(日本たばこ産業)との協議内容の報告を事前に受けましたが、その際に喫煙場所の建物の内側が外から見えない形状だったため、治安の点から問題があることを指摘いたしました。

 駅周辺は、学生や子どもの往来も多く特に夜間引きずりこまれるなど防犯対策は不可避です。再度関係各所と協議し、視認性の確保を検討するよう指示をしました。

 その結果、建物下部のパネルを1枚おきに透明な材質に変更することが決定し、内側が見える形状で設置されることになりました。

煙の漏れ減少

 さらに市民の皆様への屋外分煙施設の基本的な考え方や効果についても情報開示するように求めたところ、情報を得ることができました。

 屋外分煙施設の基本的な考え方として、厚生労働省は、パーテーション型の場合、「一定程度の高さ(2〜3m程度)」「出入り口には方向転換のためのクランクがある(2回以上のクランクが望ましい)」「天井の一部を囲う場合には、勾配をつける」などを求めています。新百合ヶ丘はこの事項を満たした形に改修されます。

 新百合ヶ丘の改修後と同様の形状の分煙施設が桜木町駅前(横浜市)にあります。桜木町駅前の施設では、たばこから発生する微小粒子状物質(PM2・5)の量が施設内外で9分の1と煙の漏れが少なく、受動喫煙の可能性が低いことが、厚労省のたばこの健康影響評価専門委員会で報告され、一定の効果をみせているそうです。

 本来ならば、受動喫煙の被害が出ないように完全分煙化をもっと促進すべきであり、やむを得ず指定喫煙場所を設ける場合についても、さらなる工夫があってしかるべきと考えます。今後は、指定喫煙場所を歩行空間よりも相当上部に設定するなど、風向きなども考慮した検討を要望してまいります。

川崎市議会議員 雨笠裕治

麻生区高石3-27-4

TEL:044-955-2417

http://www.e-amagasa.net/

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