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麻生区 文化

公開日:2024.01.19

関東納めの「だるま市」
今年も1月28日 麻生不動院

  • 昨年は6万人が来訪

 「関東納めのだるま市」と称され、「ふるさとあさお八景」や「川崎市地域文化財」にも選ばれている麻生不動院(下麻生)のだるま市が1月28日(日)に開催される。午前8時から午後5時。

 麻生不動院の「だるま市」は明治時代に立ったとされ、毎年1月28日の「初不動の護摩供養の縁日」の日に開催されている。

 明治の終わりごろから売られてきただるまは、起き上がり玩具の一種で、転んでも起き上がるので縁起が良いとされ、生産の豊穣・商売繁盛・開運厄除の縁起物とされている。また、ダルマは赤色のものがほとんどで、子どもの疱瘡避けの呪いとして喜ばれているという。

 同不動院は、不動明王が本尊で、「火伏せの不動」と呼ばれ、火難から人を守る不動として信仰されてきた。無病息災や家内安全を願い、穴あき銭やお札を求める人で、例年にぎわいを見せている。

 当日は、境内や寺周辺に、だるまを売る屋台をはじめ、飲食など多数の露店が並ぶ。

 同実行委員会の森光彦実行委員長は「今年は日曜で、コロナの5類移行後初の開催となる。多くの人出が見込まれ、コロナ以前のにぎわいが戻ってくるのでは。実行委員一同、楽しみにしている」と期待を寄せる。

 麻生不動院へは、バス停「麻生不動院入口」から徒歩5分。または「大谷」から徒歩8分。問い合わせは麻生不動院【電話】044・966・5135。

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