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川崎区・幸区版 公開:2011年5月13日 エリアトップへ

臨港消防署長に着任して1ヵ月 平野 敏行さん 東京都在住 54歳

公開:2011年5月13日

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地域防災力の向上を目指す

 ○…186人の署員を抱える臨港消防署に着任して1ヵ月。臨港地域は石油コンビナートや工場が多く建ち並ぶほか、海中トンネルなど交通の要所も多いため、小さな事故でも危険物の漏洩や爆発事故、トンネル火災など重大事に発展する恐れがある。そのため署員には、常に程よい緊張感を持たせ、あらゆる災害にも迅速に対応できるよう指導する。

 ○…79年に川崎消防署に入庁。これまで保安課危険物規制係長や参事予防課長などを歴任した。総務省消防庁時代には、ブリヂストン工場の火災現場や中越地震をはじめ、全国各地で起きた大規模災害の現場を数多く経験。現場では自衛隊や警察などと組織的に連携する大切さを学び「こうした経験を臨港消防署管内でも活かし、コンビナートなどを組織的にサポートしていきたい」と話す。思い出深い仕事は、消防局予防課時代に消防電算システム導入に関わったこと。「民間企業とタッグを組み、システムを作り上げていく中で、民間の視点や疑問を持つ大切さなどを改めて気付かされ、世界が広がった」と話す。若い署員にも積極的に企業に出向き話をして、視野を広くすることを求めている。

 ○…趣味は、マラソンで多摩川の土手沿いを10キロ走ることが日課。2年前には「日頃の成果を試してみたい」とフルマラソンに挑戦。完走はしたものの「止まってしまった事と歩いてしまったことが心残り」。今は多忙で大会には出ていないが「次こそリベンジしたい」と意気込む。

 ○…地域防災力の向上にも力を注ぎたいと強調。「今回の東日本大震災を通じ地域防災力の重要性が再認識された。地域特性を見定め、イベントなどを通じ住民や企業との関係をつくり強化していきたい」と話す。まずは高校や中学校などで講演を行ない、若い世代への教育を図る。今後も地域の安全の為に、職員が一丸となって防災活動に取り組む覚悟だ。
 

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