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川崎区・幸区 人物風土記

公開日:2011.06.24

今月30日までポスター展を主催する市民グループあるびれおの代表
石田 智子さん
幸区小向西町在住 46歳

被災地に多くの笑顔を



 ○…倒壊した建物の前で女性が笑みを浮かべ立つ様子に「大笑いできる日まで」のキャッチコピーが添えられたB3サイズのポスター…。「復興の狼煙ポスタープロジェクト」として販売されているもので、東日本大震災後、岩手県釜石市の住民のありのままの姿を伝えようと、東京のカメラマンと岩手県内の広告会社が作成した。合計13枚あるポスターは、いずれも様々な思いを胸に秘めながら、それでも前を向いて歩みを始めようとする様子とそれを表現したメッセージが記されている。地震の報道や生活における影響はひと時に比べて減った。しかし「対岸の火事のように被災地のことを忘れてはいけない」との思いを抱き続けていた。そんな時、テレビでこのポスターの存在を知った。



 ○…早速ホームページにアクセスし、数枚の写真を見た瞬間、住民の姿やメッセージ性に衝撃を受けた。「このポスターを多くの人に見てもらいたい。人それぞれ何か感じるものがあるはず。その後のアクションに繋がるようなそんなきっかけが作れたら」と1セット購入した。親交のある幸区堀川町の「カフェマイム」オーナーの萩さんに「ポスター展をやりたい」と依頼したところ快諾、開催にこぎつけた。



 ○…あるびれおは、人と人を結びつけたり、人の夢を応援するような活動がしたいと3年前に立ち上げた。NLP(神経言語プログラム)を基に自身の経験と織り交ぜ、「笑顔」や「夢」をキーワードにしたセミナーなどを行いコミニュケーションや笑顔の大切さを訴えている。「今後も人が笑顔になるような活動をしていきたい」と話す。



 ○…同ポスターは、希望があれば店舗などに無料で貸し出すという。「このポスターを見た人が何かを感じ募金などの支援活動に繋がれば嬉しい。そんな後押しができたら」と微笑む。今後も色々な形で継続的な支援を続け、被災地に少しでも多くの笑顔を届ける。

 

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