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川崎区・幸区版 公開:2012年5月11日 エリアトップへ

幸警察署長として陣頭指揮をとる 山形 暁さん 幸区在住 54歳

公開:2012年5月11日

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市民目線に立った職務を

 ○…地域の警察署への着任は19年ぶり。初めての署長職に「身が引きしまる思い」と表情を引き締める。就任時の挨拶では全署員に対し「思いやりと想像力を持ち、市民目線に立った職務の遂行」を求めた。「警察は地域住民にとって身近でなければいけない。”お巡りさん”と呼ばれるような存在であってほしいし、私自身もそうでいたい」。誰もが気構えすることなく、気軽に相談に訪れることのできる署を目指す。

 ○…川崎区桜本出身。5人兄弟の末っ子として生まれ育った。実家が食堂を営んでいたこともあり、上の兄弟は皆、飲食関係の仕事についた。そうした中、「一人はお堅い仕事につきなさい」と母親に勧められ、警察官を志した。伊勢佐木署を振り出しに、警察庁への出向、機動隊など14の部署を経験。3度配属された公安第2課時代では、天皇皇后両陛下の警衛、小泉純一郎元首相や菅直人前首相など、神奈川県を訪れる国内外の要人を警護する中、持ち場を守るという、チームワークの大切さを学んだ。「幸署でもチームワークを大切にしていきたいね」

 ○…「事件の指揮をとる時は、現場の地理や文化、風土などを理解していないとできない」が信条。時間を見つけてはウォーキングや自転車で区内を周り、地域の散策や住民と触れ合う。幸警察署への勤務は今回が始めて。「まだ行っていない所もあるので自分の足でしっかり周りたい」。そんなところにも長年の警察官としての気概が滲む。

 ○…幸区は「飾らない人が多くて、人情にあふれている」との印象。「防犯活動にも、積極的でありがたい」と感謝を口にする。今後もさらに連携を強めながら、治安維持に取り組んでいく。「幸区は市のアンケートでもっとも住みたい街に選ばれた街。治安の面でも一番安心して暮らせる街でなければいけない」。今後も署員の先頭に立ち、尽力する。夫人と2人の娘の4人家族。
 

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