幸区新小倉と横浜市鶴見区江ヶ崎町を結ぶ江ヶ崎跨線橋が3月28日に開通した。同日、橋上で開通記念式典もあった。
江ヶ崎跨線橋は、1929年、旧国鉄が新鶴見操車場を建設した際、地域の分団解消を目的に架けられたもの。架設から約80年、鉄道橋として使用していた一部は110年以上が経過するなど老朽化が著しく、05年から川崎・横浜両市により架け替え工事が進められていた。
拡幅し歩道も
新跨線橋は、橋長77・8m、幅員は13mから16m。旧橋は幅員が5・5mと狭く、歩道もなかったが、新しい橋では3mの歩道が両側に整備された。
同日、式典で開会の言葉を述べた幸区小倉下町内会の早川文男会長は、「平成の歴史の1ページになる。関わってくれた人たちに感謝したい」と話した。
モニュメント設置
歴史的な背景から「かながわの橋100選」に選ばれていた旧橋。「文化土木遺産として残したい」という地元からの要望もあり、解体された一部を使ったモニュメントが造られ、橋の袂に設置された。
江ヶ崎町内会の黒川治宣会長は、「新しい橋も横浜と川崎の架け橋になって、互いの発展につながれば」とあいさつした。
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