区内から入賞者2人 全国高校定通陸上大会で
第48回全国高等学校定時制通信制陸上競技大会が、国立競技場(東京都)で8月12日から14日まで開催された。区内では、県立川崎高校定時制2年の松下京介さんが男子1500mで4位入賞、市立川崎高校定時制2年の玉置(たまおき)美咲さんが女子800mで7位入賞を果たした。
各都道府県大会で各種目上位3位に名を連ねた選手が出場権を得られる同大会。予選を経て決勝戦に進んだ2人は、健闘を見せた。
昨年の悔しさ晴らす
松下さんは、85人がエントリーした予選で2組を走り、14人中1位で決勝へ。はじめから飛ばして後半に体力が落ちてしまわないよう、徐々にペースをあげていき、前の走者と差をつめていった。3位の走者とは、10m程の差だった。
「4位になれるとは思っていなかった」と、松下さんは話す。昨年も全国大会に出場したが、序盤からハイスピードで1位走者についていってしまい、予選で敗退した。顧問の小澤美希教諭は「今年はせっかく決勝に残ったのだから、なんとしても入賞してほしかった」と、はじめは速さをコントロールするようアドバイス。結果、自己新記録の4分25秒91で初入賞となった。
定時制では練習時間を確保するのがなかなか難しいが、同校はフレキシブルスクールのため、時間割を自由に設定できる。スケジュール管理をしっかり行い、練習時間を多く確保したことが好結果につながった。松下さんは「来年は優勝したい」と意気込んでいる。
代表選出で成長
玉置さんは予選から絶好調。自己ベストを12秒更新する2分46秒17を記録し、50人中8位で予選を通過すると、決勝では予選タイムをさらに1秒上回る2分45秒26で、7位に入賞した。
「県予選の前は練習が嫌だった」。大会前のモチベーションについてそう振り返る。「でも、県代表になったことで『代表として、これじゃだめだ』と思うようになって、最後は『練習したい』になった」。記録の大幅な更新は、精神的な成長と努力のたまものだ。
入賞について「びっくり。いけると思わなかった」と喜ぶが、決勝レースには悔いも残っている。4位で迎えた得意のラスト100mで他校の選手と接触。バランスを崩し、順位を大幅に落とした。「悔しかった。来年こそはよろけずに、3位以上に入りたい。メダルをもらいたい」と早くも来年に向け、意気込んでいる。
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