川崎区・幸区版 掲載号:2015年3月20日号 エリアトップへ

福島支援のため幸区に「相馬どんこの会」を立ち上げ、朗読会で福島の民話を披露する 島村艶子(つやこ)さん 高齢者交流ショップ代表 67歳

掲載号:2015年3月20日号

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故郷の民話披露し福島支援

 ○…東日本大震災の被災地、生まれ故郷の福島を支援しようと相馬どんこの会を立ち上げたのが2012年。習い始めていた舞台朗読を利用し、福島のことをより知ってもらおうと、会津や相馬の昔話に自分なりのアレンジを加えた民話を披露している。3月28日には初めて近所のカフェで住民を前に民話を披露する。「朗読会では福島の郷土料理やお酒を飲んで楽しんでほしい」と待ちきれない様子で話す。

 〇…相馬市の出身。高校卒業後、都内の会社に勤務。結婚後は、ブライダルサロンを経営。人との触れ合いを大事にすることをモットーに新郎新婦、両親の思い出に残るような結婚式をプロデュースしようと心掛け、陶芸や手芸など依頼者の趣味を共にし、引き出物を作ってきた。「おかげで趣味がいっぱいできた」と笑う。数年前に体調を崩し、仕事を辞めざるを得なくなり落ち込んでいたが、同じく大病を患った息子から「何か社会貢献してみたら」という一言で老人ホームへの慰問などを始めた。「地域活動を始め、多くの人と出会えて本当に良かった」

 〇…その後故郷をおそった大震災。同会の立ち上げと同時に相馬出身の同級生らとともに、幸区に地域高齢者が集うショップを開いた。「この世に無駄なものは何もない」と話し、リサイクル品や手作りで作成した小物などを販売、集まった売上の一部は花の苗に変え、被災地に送っている。

 〇…民話を披露する時の名前は「艶(つや)ばぁば」。「両親からもらった大切な名前に、親しみを込めてもらおうとつけました」と語る。昨年には講談を学び相馬市で自作の講談「丹下左膳」を披露した。「緊張したけど楽しかった。地元の方に喜んでもらいとても自信になった」。今後は定期的に朗読会を開催し、イベント等で民話を披露する機会もあるという。「これからもっと多くの人に参加して楽しんでもらいたい。そして被災地のことを忘れないでほしい」

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