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川崎区・幸区 人物風土記

公開日:2015.09.25

JFE京浜水泳部監督として日本実業団水泳競技大会でダブル優勝に導いた
小倉 智也さん
JFEスチール京浜地区内勤務 53歳

モットーは「仕事と水泳の両立」



 ○…8月1日と2日に鹿児島県で開かれた「日本実業団水泳競技大会」の一般男子の部と年齢別の部でともに、チームを優勝に導いた。一般男子の部は大会3連覇、年齢別の部の大会制覇は6年ぶり。両部門あわせての優勝は1989年以来となる快挙だ。「(実業団最高峰の)この大会で結果を残すことを目標としてやってきているだけに嬉しい」と、喜びもひとしおだ。



 ○…1947年に創部したJFE京浜水泳部は現在、選手とコーチ・スタッフあわせて25人が所属する。日中は全員JFEスチールや関係・協力会社で働くため、練習時間は、早朝と夜に限られる。監督には3年前に就任。「仕事と水泳の両立」をモットーに、ともに打ち込める環境づくりにいそしむ。自身は京浜物流(株)の原料物流部長。140人の部下を束ね、毎朝6時に出社し、精力的に現場を回る。現場の声に耳を傾けアドバイスをおくるよう心掛けているといい「それが監督業にもつながっている」とも。



 ○…8月の大会にはバタフライの選手としても出場した。1961年、台東区生まれ。小学校2年生の時、北島康介選手も通った東京スイミングセンターで水泳を始めた。その後、強豪・尾道高校(広島県)へ進学し、1977年のあすなろ国体(青森県)では優勝。中央大学を経て、1984年に入社。1987年には日本鋼管水泳部メンバーとして当時常勝チームだった新日鉄八幡を破った。



 ○…大会前には桜本の焼肉店で壮行会を開いてもらうなど、後援会の応援を意気に感じている。南渡田町にある練習場もリニューアル工事が行われ、来年には完成する。よりよい環境でトレーニングに打ち込めることに選手たちの士気も上がっているという。「大会4連覇を目指すことはもちろん、東京オリンピックにはうちから代表選手を出してJFEを盛り上げていきたいですね」と笑みを浮かべた。

 

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