医療法人誠医会・宮川病院の宮川政久院長は、9月29日にプラザ大師で開かれた、介護・医療関係者ら向けの講演会「最後まで穏やかに過ごすために〜終末期をどう支えるか〜」(主催・大師地区地域包括ケア研究会)で、在宅での患者の看取り方についてアドバイスを行った。
宮川院長はまず、「自宅での看取りに不安感を持っている方が多いが、決して難しいものではない」と指摘。「かかりつけの医師を持っていれば、療養中の病症で亡くなった場合、医師が立ち会っていなくても24時間以内であれば死亡診断書を書くことができる」と説明した。
一方、「風呂場で亡くなった場合などは警察への届け出が必要になるため注意が必要」とも語った。
宮川院長は「いずれにせよ、自宅で患者を看取る際は残される家族や親族が互いにしっかりと話し合いをしなければならない。さらにはかかりつけの医師との密接な連携が必要だ」と強調した。
講演会では宮川院長の基調講演のほか、「終末期を支える現状と課題」をテーマにしたパネルディスカッションも実施。看護・介護機関の関係者らが登壇し、今後増加するとされている看取りに対してどのように対応していくと良いかを議論。積極的な情報交換が行われた。
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