人権オンブズパーソン子ども教室が先月30日、市立臨港中学校で行われた。市の人権オンブズパーソンは、子どもの権利やオンブズパーソン制度について、子どもたちに周知することを目的に市立小中学校で定期的に子ども教室を開いている。
当日の子ども教室には同校1年生約140人の生徒が参加。事務局の職員が、川崎市子どもの権利条例にある「安心して生きる権利」「ありのままの自分でいる権利」「参加する権利」など7つの権利についての説明や人権オンブズパーソン制度についての説明を行うと、生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていた。
また、人権オンブズパーソンの小圷淳子さんが講演を行い、7つの権利があることを強調しながら、「いじめは心を深く傷つける暴力。いじめを受けた場合など悩み事は、誰かに話し伝えることが重要です」と訴えた。
講演が終わると、川崎市市民文化大使でバイオリニストの大谷康子さんが登場しミニコンサートを開いた。大谷さんはバイオリン演奏の合間に、バイオリンの話や中学時代の思い出話をするなど生徒たちと交流を図っていた。
市人権オンブズパーソンは、学校や友達とのことなどの悩み相談を受け付けている。秘密は厳守し、匿名での相談も可能。昨年度は171件の相談があり、その内66件が匿名だった。
子ども専用のあんしんダイヤルは(【電話】0120・813・887)。相談日時は月水金の午後1時から午後7時まで、土曜日の午前9時から午後3時まで。祝日・年末年始は休み。
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