市政報告 京急大師線地下の浸水軽減活用を 川崎市議会議員民進みらい川崎市議会議員団林としお
私は3月5日の川崎市議会予算審査特別委員会で「浸水軽減対策」について質問しました。このテーマは昨年3月の同委員会でも伺い、その際、浸水リスクの高い地区に指定された「京町・渡田地区」「川崎駅東口周辺地区」「大島地区」「観音川地区」の対策案について言及しました。
平成30年度(4月以降)の4地区について市は、「互いに隣接する地区であることから、流域の異なる下水管きょを活用するような、既存施設のさらなる活用方策と、下水管きょの整備などによる従来の方策を組み合わせた浸水対策手法を検討する予定」といいます。答弁を受け、私は浸水対策のさらなる検討を要望しました。
さて、4月以降の浸水対策の主な取り組みとしては浸水対策と合流式下水道の改善に効果のある「大師河原貯留管整備事業」の推進、完了と「六郷遮集幹線」の整備があります。このうち、六郷遮集幹線の取り組みと効果について質問しました。市によると、六郷遮集幹線は現在の六郷ポンプ場から入江崎水処理センターへの遮集幹線を、排水量が増強された新しい遮集幹線を構築して切り替えを行い、雨天時における六郷ポンプ場からの放流回数を削減させ、公共用水域の水質保全や川崎駅東口周辺地区などの浸水対策に有効に活用できる効果も期待できるとのことです。この整備事業は平成28年度に着工し、来年度はシールド工法により管きょの築造を進める予定とのことでした。
浸水対策は待ったなしです。このテーマの質問を終えるにあたり私は、京急大師線連続立体交差事業の2期区間中止に伴い、地下構造物を浸水被害軽減に向けた活用の検討を要望しました。
川崎駅東口の自転車対策
委員会では「川崎駅東口周辺地区の総合自転車対策事業」について質問しました。市では平成30年度(今年4月から来年3月まで)【1】京急高架下駐輪場の整備【2】小川地区第2期エリア(市電通り側)の道路と駐輪場の整備【3】新川通りの通行環境の整備を行います。このうち、京急高架下駐輪場は太田総合病院前から日進町交差点付近までの区間に750台収容の駐輪場整備を現在進めており、今年11月の完成予定を目指しています。小川地区は平成31年度の完成を目指し地下機械式駐輪場2基と周辺の道路を整備します。
新川通りでは市役所通りと同様に、歩道を歩行者と自転車に分離し、短時間利用者向けの駐輪場を平成32年度の完成を目指して整備を進めます。
このうち、京急高架下駐輪場の安全対策や啓発活動は、地元への説明も含め、丁寧に対応していただくよう要望しました。
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4月19日
4月12日