市政報告 街路樹維持管理計画が示されました 川崎市議会議員(川崎区)林としお
昨年度、2回にわたって質問を行った「街路樹の維持管理」について、川崎市から管理計画が示されましたので報告いたします。
市内の街路樹は植栽してから半世紀近くが経過しており、倒木や根上がりによる通行障害などが各地で発生しています。中には街路樹が育ちすぎて自動車に接触したという話もあります。
昨年の9月議会で私は産業道路沿線の街路樹整備について質問し「街並みの景観を良くする観点からも必要なもの、不必要なものと取捨選択した上で伐採し、安心して安全に歩行者や自転車が通行できるよう環境整備を早急に進めるべき」と訴えました。
これに対して市は「街路樹の特性に応じた計画的な維持管理に向けて検討」すると回答。今年2月から3月にかけて市民意見の公募(パブリックコメント)を行い、このほど「川崎市街路樹管理計画」を示しました。
計画によると、街路樹によって歩道幅員が十分確保されていない路線や根上がりが連続している路線を中心に対応策を講じ、土壌改良といった植栽基盤の改善や樹種の変更、場合によっては街路樹の撤去や間引きを検討するとしています。また、剪定については概ね1年から3年に1回の頻度を目標に実施。各区にシンボルとなる並木を設定し、都市魅力の向上を図るとしています。
維持管理の財源確保については、現行の寄付制度を活用するほか、名古屋市の街路樹事業寄付金を参考に仕組みづくりを進めるとしています。
計画は今年度から実施され、3年後をめどに検証が行われます。取り組みが実行されるよう引き続き注視してまいります。
|
|
|
|
|
|
4月19日
4月12日