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川崎区・幸区版 公開:2019年2月15日 エリアトップへ

挑戦育み、稼げる作業所へ エミフル川崎

社会

公開:2019年2月15日

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全国からの受注を目指すエミフル川崎の通所者とスタッフ
全国からの受注を目指すエミフル川崎の通所者とスタッフ

 障害者の就労支援に取り組むNPO法人「エミフル」(幸区南幸町・千葉裕明理事長)が昨年夏、就労継続支援B型事業所「エミフル川崎」を立ち上げた。川崎区小川町の教安寺一乗会館を拠点に「養蜂活動」や「ハンドメイドアクセサリー販売」に取り組んでいる。目指すは「稼げる作業所」だ。

 就労継続支援B型事業所は、一般企業等へ働くことが不安な人や困難な人に、働く場を提供し、就職できる力を身に着けるための訓練を行う。

 開設に当たり千葉さんは、様々な作業所を見学したが、清掃作業、ボールペンの組み立てといった単調な仕事が多かった。「これでは自分の意思がない。やりがいにもつながらない」。そんな疑問を抱いた。

 千葉さんが心配するのは、親亡き後の生活だ。作業所の給与だけでは娯楽も楽しむことができない。「自分で生活できる位の賃金がもらえるようやっていきたい」。そんな思いで作業所を立ち上げた。

 「エミフル川崎」では、

通所者に働くやりがいをもってもらえるよう、名刺を渡している。初めて手にした名刺に通所者は恥ずかしい思い、仕事への不安などが入り混じりながらも嬉しさをにじませている。

 アクセサリー部門ではピアスやストラップなどをデザインから販売まで手掛ける。商品は、写真投稿アプリの「インスタグラム」やフリマアプリ「メルカリ」に掲載して販売。原価計算も行い、「自分好みのものを作っても利益に結び付かないものがあることを覚えた」とリーダーを任される早瀬裕美さんは語る。

 現在、エミフル川崎には13人が通所。皆、いきいきとした表情で仕事に取り組んでいる。「様々な挑戦を自信につなげ、最後は笑顔で卒業してもらいたい。たとえくじけたとしても、すぐに戻れる場にしたい。卒業は1回じゃないですからね」と千葉さんは語る。

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