県政報告 骨髄ドナー登録を推進しよう! 県会議員(川崎区選出)公明党 西村くにこ
今から5年前、大変お世話になった方が白血病と診断されました。私に何ができるのか、ひとりの人間として悩み、考えた挙句、骨髄ドナー登録をしようと決意しました。登録の説明をしてくださった方はとても親切で、丁寧でした。私はこの出会いをきっかけにドナー登録説明員となり、ボランティア団体「神奈川骨髄移植を考える会」に加わってともに活動するようになりました。
活動する中で、いくつかの課題を感じ、県議会でも取り上げてまいりました。
その結果、骨髄ドナー登録説明員の養成や県内大学でのドナー登録会の開催などを展開することができました。そして、2017年12月、3回目になる本会議での質問でついに、ドナー支援制度が設けられることになりました。
ドナー支援制度を創設
ドナーから骨髄液を採取する際には、事前の検査や入院で概ね7日程度の時間を要します。つまり、ドナーに提供の意思があっても「仕事を休めない」「休むと収入が減る」といった問題があるのです。この対応策として、私は繰り返し、議会において、ドナーに対し骨髄提供のために要した日数に応じた助成制度が必要であると訴えてまいりました。
現在、神奈川県では5市町で骨髄移植におけるドナー支援事業が実施されています。ドナーに対しては1日につき2万円、ドナーが勤務する事業所に対しては1日につき1万円、ともに7日を上限として、ドナーが通院・入院した日数に応じて助成金が交付され、費用は県と自治体で半額ずつ負担する仕組みです。
競泳の池江璃花子選手が「白血病」であることを公表されました。このことは多くの国民の心を動かし、今、骨髄ドナー登録の善意の輪が広がっています。池江選手の勇気に応えるためにも、神奈川県での更なる取り組みを推進してまいります。
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4月19日
4月12日