議員生活28年の総決算として臨んだ4月の統一地方選挙では、8590票を獲得し、2位当選を果たした。初当選以来のライフワークは「人権問題」。今回の選挙期間中もミニ集会でヘイトスピーチ根絶などを訴えた。向小学校で開いた演説会では聴覚障害者のために手話通訳を依頼し、バリアフリー化を進めた。
一方で反省の選挙でもあった。2012年、市議会で「川崎市子どもを虐待から守る条例」を成立させたにもかかわらず、多摩川河川敷での中1生の死を防ぐことができなかった。条例の無力さを痛感し、「この問題をもう一度総括しないといけない」と神妙な面持ちで語る。事件の本質の一つには、貧困の連鎖があることから、解消に向けてメスを入れていきたいと力を込める。
「川崎市のこれからの行く末をどう作り出していくのか」が今回の当選意義だとも語る。
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