「40年に一度しか咲かないニューサイランの花が咲いている―」。編集室に幸区在住の男性(68)から一通のメールが届いた。
それは新小倉のクレストプライムレジデンスのマンションギャラリーの入り口にあった。2m以上はあるすらりと伸びた葉の間から伸びた茎に、赤い花が並んでいた。ニューサイランはニュージーランドが原産国で、国内では園芸用の植物として楽しまれることが多いという。夏になると赤やオレンジの花を咲かせるが、「40年に一度しか咲かない」と言われている。川崎市緑化センター(多摩区)にもニューサイランはあるが、これまでに花が咲いたことはないという。同センター相談員は「市内で花が咲いた事例は聞いたことがない。珍しい」と話す。
情報提供した男性は近隣に住んでおり、マンションギャラリーの前はいつもの散歩ルート。6月中旬、ふと目にした名を知らない赤い花。「地味だけど、この花は何だろう」と気になり調べたところ、ニューサイランの花だとわかり、編集室に知らせてくれたという。
見落としてしまいそうな花だが、次に見られるのは40年後かも?
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