市政報告 集合住宅駐輪場設置に条例化を 川崎市議会議員(川崎区)みらい川崎市議団 林としお
6月25日の一般質問で集合住宅の駐輪対策について質問しました。近年、小さなワンルームアパートで駐輪場を設置しないまま、入居者を住まわせているケースがあります。住宅の周りに自転車を置いていたり、自転車の前輪だけ駐輪できるよう、ラインを引いている事例が見られます。
市の建築指導要綱によると、川崎区では15戸以上のワンルーム形式の集合住宅に2分の1以上の駐輪台数を設けることを規定していますが、横浜市や世田谷区では、設置基準は本市よりも細やかです。私は地域の安全な通行環境を創出する観点からも、駐輪場の設置の条例化と設置基準についても10戸以上から求める対応を検討すべきと訴えました。
これに対し市は、条例化や指導要綱の適用範囲の拡大は私権の制限につながる一面があることから、慎重な検討が必要としつつ、他都市の事例を研究調査すると回答。
市の答弁では駐輪場の設置指導を守っている割合が示され、昨年度は79%で77件中61件と、16件の集合住宅が駐輪場設置要綱を守っていない実態も明らかになりました。要綱にかからない15戸以下の住宅でも居住戸数の駐輪スペースをつくっている良質住宅もあります。条例化や要綱の見直しに向けて引き続き取り組んでまいります。
街路樹の管理対策
一昨年の台風24号では市全体で366本の倒木や枝折れが発生しました。また、昨年の台風15号では483本、令和元年東日本台風では56本の被害がありました。市によると、昨年の台風対応費用は約5700万円の財政負担が発生したといいます。
近年の台風による被害状況を考えると、台風を想定した街路樹管理を行うべきです。今年は川崎市街路樹管理計画が示されて3年目になります。来年度における検証の中で検討するよう要望いたしました。
また、産業道路に隣接する浅野町緑道の樹木の維持管理の進捗状況についても伺いました。この緑道については2017年度から歩道の通行に影響のある樹木を中心に剪定や間引きを行っています。今年度は浜町交差点から桜堀運河付近までの区間で高木の間引きや剪定を冬季に実施する予定で、これにより、浅野町緑道への対応は全て完了するとのことです。
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4月19日
4月12日