いま若い世代から注目されるロックバンド「ハシリコミーズ」。ギター・ボーカルの松本アタルさん(19)、ベース・ボーカルの関田葵さん(19)、ドラムス・コーラスの遠藤沙和さん(21)からなるスリーピースバンドで、90年代バンドブーム時代のロックを彷彿させ、どこか懐かしさも感じさせる。去年1月に結成。確かな実力がかわれ、インディーズレーベルながら1stアルバム「無理しよう!」が8月にリリースされ、全国のCDショップで販売されている。
ドラムスの遠藤さんは幸区出身、県立川崎高校卒。小学3年生の時、実家の蕎麦屋で働いていた人のライブを地元のライブハウス「川崎セルビアンナイト」で見て、「かっこいい」と惹かれてギターを始めた。中学の文化祭で初めてのライブ。そのころドラムスの格好良さに目覚めた。高校でも軽音楽部にはいり、バンド活動に励んだ。高校卒業後、別のバンドで活動していたところ、ライブハウスの店長から、松本さんと関田さんを紹介された。はじめて曲を聞いた時に「面白いと思って、好きな感じがした」。同世代とバンドを組みたいという気持ちもあり加入を決めた。今回のアルバムについて遠藤さんは「客観的に聞いていいアルバムだと思っている。歌詞に共感するところもあって、同じ気持ちを共有してくれる人が増えたらいいなと思います」と語った。
松本さんと関田さんは小・中・高と同じ学校で二人とも小学5年ではじめてバンドを組み、中学で一緒にやったこともあったという。
新型コロナウイルスの影響でしばらくライブ活動もできなかったが、10月には新宿と下北沢でのライブが決まっている。
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