川崎区中島地区を中心に店を構える飲食店や物販店、サービス業など18店を紹介した「つながる川崎なかじまっぷ」がこのほど、完成した。店舗紹介の欄には商店主の人柄や商売へのこだわりなどが記載。「お店に一歩入るためのハードルが下げられているはず」と作成した地域活性団体「川崎中島広報企画室」の岸本有之さんは、多くの人の活用に期待を込める。
同団体は昨年、中島地区で開催した七夕イベントに関わった社会人や母親らでつくる。メンバーの多くが川崎区と縁がないことから、まずはチームとして町に関わろうと、同地区内の商店を訪ね歩いた。店主たちから「店を紹介したマップを作りたい」との声が聞かれた。「ならば、うち(川崎中島広報企画室)でやろう」と地図作成を請け負い、今年7月に企画していた七夕イベントにあわせて発行準備を進めた。その矢先に新型コロナの感染拡大による緊急事態宣言で活動はストップ。七夕イベントも中止を余儀なくされたが、8月中旬に再開。メンバーで手分けしながら店を取材し、1カ月半で完成にこぎつけた。
同団体の代表を務める中村崇さんによると、同団体はコロナ禍の中でもテイクアウト商品の魅力をWEB上で紹介する「川崎テイクアウトグルメバトル」の実施などを通じて、商店との関係を構築してきたという。坂井亨さんは取材を通じ「コロナ禍であっても、商店は常連さんで支えられている」ことを実感したという。冨依勇佑さんは「料理に対する思いが強いことが分かった」と述べた。
つながる川崎なかじまっぷはA3サイズで2万6千部作製。中島地区近隣の住宅にポスティングを行い、今後は希望する人が入手できるよう検討するという。
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