市の文化の向上と発展に貢献した人や団体に贈られる「第49回川崎市文化賞」の贈呈式が10月29日、中原区の市国際交流センターで開かれた。川崎区から受賞した裵重度(ぺェチュンド)社会福祉法人青丘社理事長と山内典明川崎市歯科医師会会長が喜びを語った。
川崎市文化賞は1972年に創設。同賞のほか、社会功労賞、スポーツ賞、若手に贈られるアゼリア輝賞がある。今年は6人1組が選ばれ、裵さんはマイノリティーの人権保障への実践活動、山内さんは地域歯科診療体制の整備への尽力でともに社会功労賞を受賞した。
福田紀彦市長から表彰状を受け取った裵さんは「『誰もが力いっぱい生きていく』ため、仲間と井戸を掘り続けてきた。今後も地の塩、世の光として実践に励んでいくつもり」と語った。一方、障害者や高齢者、妊婦を対象にした歯科診療などに力を尽くした山内さんは「市民の健康長寿に結び付け20年やってきた。市で最高の賞を受賞した」と喜びをにじませた。
贈呈式には文化賞を受賞した元認定NPO法人教育活動総合サポートセンター理事長の宮田進さん、元川崎市青少年科学館館長の若宮崇令さん、民謡歌手の伊藤多喜雄さん、スポーツ賞受賞の70歳以上で構成される古希軟式野球チーム「川崎ブルーソックス」、アゼリア輝賞に選ばれたプロ将棋棋士の本田奎さんも登壇し、それぞれ喜びと感慨を語った。
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