川崎区・幸区 社会
公開日:2021.01.29
富士見中
感謝伝える折り鶴アート
市立川崎病院に
川崎区の市立富士見中学校(永野直樹校長)の2年生が1月21日、コロナ禍で苦労する医療従事者に感謝の気持ちを伝えようと、市立川崎病院に折り鶴アートの花束を贈った。
生徒会長の千光士友(せんこうし とも)さんは「医療の最前線に立つ皆さんへの感謝を一羽一羽に込め、折り鶴アートにしました。この状況が少しでも良くなるように努めていくので、皆さんも頑張ってください」と思いを伝え手渡した。
同病院の金井歳雄院長は「スタッフたちは結構しんどい状況にある。個室の病室の中に入って一人で仕事をしていると本当に気持ちがブルーになっていく。そういう時に自分がみんなから期待されて仕事をしているんだと思えると、すごく励ましになる」と感謝を述べた。
折り鶴アートは昨年6月、2年生(7クラス・265人)が学校再開のタイミングで制作を開始。鶴を約2000羽折り、つなぎ合わせてクラスごとにラベンダー、ヒマワリ、アジサイなどの花に仕立て上げた。なかなか医療従事者へ渡す機会を持てなかったが、昨年末に永野校長から同病院に作品を贈りたい旨を伝え実現した。
鶴の折り方を知らなかった生徒も多く、生徒間で教えあうことで新しいクラスの交流を深めるきっかけにもなったという。実際に贈るにあたっては折り鶴アートの発案者でもある美術科の森田綾教諭が5種類の花束にリメイクした。
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